小学校でプログラミング学習を行う際に採用されているのが、Scratchというビジュアルプログラミング言語です。自宅で小学生のお子さん用にわざわざパソコンを買うのも大変なので、このような場合は古いパソコンにLinuxを入れてScratchを入れれると良いのではないかと思います。

Synapticパッケージマネージャでインストール

SynapticパッケージマネージャからScratchを検索して、インストールするのが一番簡単です。ただインストールされるのは少し古い1.4.0というバージョンになります。

Synapticパッケージマネージャでインストール

インストール後はメニューの「開発>Scratch」などに追加されます。実行すると下記のような画面が初期画面になります。最初から日本語版になっています。

Scratch 1.4.0の初期画面

わくわくプログラミング – サンプル集

上記のリンクからサンプルをクリックして、右上の「中を見る」をクリックして「ファイル>コンピューターに保存する」を行えば、サンプルプログラムがダウンロードできます。ただ3.0用のプログラムが多いようです。1.4用はこちらで試せます。

Scratch 1.4で作った作品集

最新はバージョン3.26.0なので、こちらをダウンロードして入れてみました。最新版はLinux版がまだ無いため、Windows版をWineでインストールすることにしました。

Scratch公式サイト

Scrachの公式ダウンロードサイト
ダウンロード後にPlayOnLinuxで実行

インストールしてみましたが、調整中のメッセージが出て実行はできませんでした。PlayOnLinuxでも検索で下記のように見つかります。しかし残念ながら動作はしませんでした。

PlayOnLinuxでのScratch 3.0の検索

1.4.0でも基本的なところは試せると思います。バージョン3はLinuxの環境が整うのを待つしか無さそうです。ただしわざわざローカル環境に入れなくても、ブラウザー環境からならいつでも最新版の実行はできます。

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