評価はあくまで個人的な体験からのものです。何かのデータが元になっているものではありませんので、参考程度とご理解ください。
スナップシューターとして有名なのはRICOHのGRシリーズですが、中古でもかなりの金額になっています。そこで今回は今まで¥20,000以下でアマゾンやメルカリなどで私が購入したオールドコンデジの中からベスト3を選んでいます。
スナップシューターとしてオールドコンデジを選択する場合、下記の項目を重視しています。
- ズーム機能
- 軽量コンパクト(胸ポケットに収まるサイズ)
- スタイリッシュ
ズーム機能を重視するのは、単焦点ではなかなか寄っても取り難い月や富士山などもスナップシュートするためです。軽量コンパクトはやはり持ち歩いて手軽に撮影できることがスナップシュートし易さだと感じるからです。特に脇ポケットより胸ポケットに入る方が、サッと取り出し易いためです。スタイリッシュさは感覚的なものなので、好みの問題ですが、取り出したときにカッコいい方が自身の気分が上がることが重要な要素のひとつだと思っています。コンデジはフィルムコンパクトカメラに比べ、フィルムスペースなど制限が少ないので、形のバリエーションも豊富です。その分スタイリッシュな機種も多くなっているのが魅力です。
2024年オールドコンデジ ベスト3(スナップシューター編)
第1位:Panasonic Lumix DMC-FX77
選択理由
- ハイスピードCCDセンサーを搭載することにより、1920×1080のフルハイビジョンAVCHD動画撮影(FHD 60i)に対応
- 光学5倍LEICA DC VARIO-SUMMARIT 24~130mm(35mm換算値)F2.5~5.8
- ズームをしながら動画撮影が可能(デジタルズームで最大31.8倍まで:モノラル録音)で「タッチでオートフォーカス」機能によりフォーカスの移動も可能
- 光学式の手ブレ補正に加え、電子式の手ブレ補正が働き、広角端でのフルハイビジョン動画における歩き撮りのブレを抑えて撮影できる夜景を美しく撮ることができる
Panasonic Lumix DMC-FX77の最大の特徴はCCD機でありながら、FHDの60iの動画撮影ができることです。これは私が調べた限りでは他のメーカーの機種では見つかりませんでした。スナップシューターとして、142gというとても軽量でスリムな機種で胸ポケットに入れて持ち歩くには最適な形状です。動画録画のボタンが独立していることも、操作性を著しく向上します。液晶内のボタンにしか動画録画ボタンが無い機種は、押しにくさでストレスになることがあります。この機種は特に動画撮影の機能が充実しているので、LEICA DC VARIO-SUMMARITレンズと相まって、まだまだ現役で十分に使える機種だと思います。
第2位:Canon IXY 210
選択理由
- 光学10倍Zoom Lens 24~240mm(35mm換算値)F3.0~6.9 マクロ1cm
- Wifi機能搭載のため、簡単にスマホに画像を転送できる
- 撮影モードはポートレート、花火、極彩色、オールドポスター、ジオラマ風、モノクロなどでは動画撮影が可能
- 動画撮影時の手ぶれ補正は自動的に入りの状態になる(マルチシーンIS)
Canon IXY 210の特徴的なところは、CCDセンサー機としては珍しく20M画素機である点と、Wifi機能が標準搭載されている点です。ズーム機能はデジタルズームとあわせて最大で約40倍相当の高倍率ズーム撮影も可能です。動画性能はHD(25p)なのが少し物足りない感じがします。どちらかというと画素数からも静止画に力点を置いた機種なのでしょう。GPSで位置情報の記録が可能ですので、スマホ同様に用途によっては重宝する機能です。
第3位:Panasonic Lumix DMC-FX150
第3位は選びきれず2機種あります。そのうちの1機種です。
選択理由
- 光学3.6倍LEICA DC VARIO-ELMARIT 28~100mm(35mm換算値)F2.8~5.6
- CCDのオリジナルデータを保存できる「RAW撮影」に対応
- 画面全体の中から暗い部分だけを部分的に明るく自動補正する「暗部補正」
- 「逆光補正」で屋外での逆光撮影時などでもカメラが自動で最適な明るさに補正
Panasonic Lumix DMC-FX150の特徴はこのサイズのコンデジとしては珍しく、RAW撮影ができることです。どちらかというと2008年発売という16年前の古い機種なのですが、他のコンデジには無い魅力があります。レンズもLEICA DC VARIO-ELMARITなので、その画像をRAW撮影で現像できるのは、他機種にはできない楽しみ方が可能です。
第3位:PENTAX Optio LS465
第3位の2機種目です。
選択理由
- 光学5倍PENTAX Zoom Lens 28~140mm(35mm換算値)F3.9~6.3 スーパーマクロ5cm
- カメラ本体の高さをわずか約46.5mmに抑えたことで、小型・軽量なボディサイズを実現
- トイカメラやレトロなど、カメラ内で画像にさまざまな加工処理を施して楽しめるデジタルフィルター機能(全9種類)を備える
- ボディ前面に着脱可能な透明樹脂パネルを採用、専用のデザインシート(10種)を装着し前面デザインの変更を簡単におこなえる
PENTAX Optio LS465は他機種より明らかにコンパクトで本体は電池とSDカードを含めても122gという軽さのスナップシューター向きの機種です。デザインシートで着せ替え可能というのも、オリジナリティを追求する人には刺さる仕様だと思います。公式サイトからダウンロードできるデザインシートもあり、カラープリンターを使ってボディ前面を様々なスタイリッシュなカスタマイズが可能となっていてます。小さいからといっても特に削られている機能が無いのも好印象な機種です。