デザインを学ぶってどうしたらいいんだろう
そんなことを思ったことはないでしょうか。デザインと言っても幅が広いし、設計ということばまで含めてしまえば、企画も含めてすべてのものにデザインがからんでいるようにも思います。たとえば限定してWebデザインと言っただけでも、典型的に思い浮かぶグラフィックデザイン以外に、コミュニケーションデザイン、インフォメーションアーキテクチャーのデザイン、ユーザーインターフェースのデザイン、データベースのデザインなどなど、いくつもデザインということばが含まれるタスクで構成されています。
そんなときヒントになるのは、まずはその道で食べているプロの話を聞いてみるという方法があります。以前通っていたコピーライター養成講座でも、広告界の第一線で活躍するトップクリエイターの方々の話が聞けるだけで、全体像を捉えるのにはとても有効でした。そこで同じような手法を、デザインの分野でもできないものかと思ったのです。
幸い多摩美術大学のtamabi.tvやデザインアソシエーションのデザイン特講など、その道のプロの方の講義を見聞きできるサイトも徐々にですが増えてきているので、これらを活用しない手はありません。特にtamabi.tvではポッドキャストで講義が聞けるので、iPod touchに入れて通勤中などに見るのが楽しみになっています。たとえば最近各誌でも有名な佐藤可士和氏の『グラフィックデザイン学科特別講義「アートディレクターの新領域」』などは、学生に対する講評も含まれているので、プロがどんな観点でデザインを突き詰めて行くのかが分かり易く、極めて貴重だと思います。もちろんiTunesとQuickTimeさえ入れておけば、iPodが無くてもネットに接続されているPCであれば見ることができます。
デザイン特講の方も、コピーライターやフォトグラファー、建築家などどの方も一線で活躍する方ばかりなので、短時間にその方がデザインに対して思っている要素を知ることができ、時間に対する費用対効果がとても高いと感じます。単純にモチベーションアップのためだけでも、見て損は無いのではないでしょうか。