相変わらずレンズ沼にはまっていて、日本ではなかなか入手しにくい8mm用のDマウントレンズを、eBayでオーストリアからPayPalを使って購入しました。P.ANGENIEUX PARIS F12.5 1:1.8 TYPE J11は、フランスの老舗レンズメーカー、アンジェニューが製造した非常に珍しいシネレンズです。 PENTAX Q10にK&F Concept レンズマウントアダプター KF-DQで付けて撮影してみました。PENTAX Q10は1/2.3サイズのセンサーのためケラレることもありません。12.5mmはPENTAX Q10でフルサイズ換算にすると5.5倍なので68.8mm (35mm換算)になります。元の8mmフィルムカメラでは6.9倍ぐらいなので、86.3mm(35mm換算)相当だと思います。
P.ANGENIEUX PARIS F12.5 1:1.8 TYPE J11
LEDでレンズを見るとカビもキズもあるかなり状態は悪い個体でした。やはり海外で入手するより、できれば国内で入手した方が一般的に品質は高いと思いますが、仕方がありません。撮影画像はかなりふんわりとした雰囲気ですが、これがこのオールドレンズのせいなのか、このレンズの特徴なのかは分かりません。しかし期待していた雰囲気なのでヨシとしたいと思います。
F1.8の開放で撮影すると、かなりボケます。これが欲しかった雰囲気ですので良かったです。よく鼻の油をレンズに付けて全体をふんわりした雰囲気で撮影するテクニックがありますが、あれを普通にできるレンズといった感じです。
全体的に霞がかっているような感じですが、これもこのオールドレンズの味でしょう。強めのソフトフォーカスフィルターを付けたような感じです。ただどれも同じ感じのレンズばかり集めても面白く無いので雰囲気もあってアリです。動画の場合もケラレもなく撮影できます。回想シーンなどを撮るにはとっても良いのではないかと思います。普通の風景を撮っても絵になるでしょう。