本当に10日でできるのか?
WordPressの入門を10日で終わるはずだったのだですが、プロジェクトの最終段階や、熱で2日寝込んだこともあり、結局15日かかって一通り終了しました。チュートリアル自体は良くできているのですが、なかなか内容に沿って試すのは大変で、1日当たり少なくとも3時間平均ぐらいは必要なように思います。これを仕事をしながら10日で終わるのは結構根性が必要のように思いました。
またWordPressはバージョンアップが速く、すでに3.5.1になっているため、書かれている内容と食い違っている部分も少しでは無いので、ところどころ探索しながら読み替えをする作業も煩わしい感じがしました。アプリケーションを教える本というのは、このバージョンアップに追いつくのが大変という宿命的な問題を抱えています。電子書籍化して追いかけるしか、バージョンアップの速い物には対応するすべは無いように感じました。それも含めて書籍でのチュートリアルの課題として感じた点をまとめておきます。
- 1日分の分量がかなり多い
- バージョンアップに追いつけていないか追いつくのが大変
- チュートリアルの長さが長いと飽き易い
- コードの追加作業等は何を行っているかが散漫になる
- 新テーマのTwenty Twelve対応が必要
繰り返しになりますが、書籍としてはとっても良くできた本だと思います。作るのは相当大変だろうと、元テクニカルライターとしては感じました。ただ印刷物としての限界も感じるのも確かです。PHPのコードを教える部分は、テンプレート化するといいかもしれません。最初にフルセットのPHPコードとそのコメントでの説明ファイルを準備しておき、チュートリアルでは順番にコメントアウトを外していくような教え方なら手っ取り早いでしょう。入力しないと覚えられないという意見もあるのかもしれないが、常時プログラミングしているならいざ知らず、たまにコードを入力しただけで、その意味を覚えられる人等そんなにいないような気がします。動作や機能の理屈さえ理解できれば、目的は達するのではないだでしょうか。