課題解決に根本的に役立つ「人を助けるすんごい仕組み」をKindleで読み直した

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課題解決に根本的に役立つ「人を助けるすんごい仕組み」をKindleで読み直した

最初からどこまで有効に使える確信があったのだろう。

3月31日にふんばろう東日本支援プロジェクト1.0総交流会に出席して、西條さんの講演を聞きながら、この2011年8月からの2年間弱で、プロジェクトで学んだことを様々思い出していた。そこで発売時に購入していたが、もう一度人を助けるすんごい仕組みをKindleで購入して、読み直して感じたことを書いてみたい。

この本のタイトルは若干自慢のような印象を与えるが、「すんごい」は糸井さんのほぼ日の「西條剛央さんの、すんごいアイデア。」から取っているのだろうと思う。内容も前半のぐいぐいと読者を引き込むリアルな疾走感のあるストーリーと、後半は研究者らしく客観的な理論と考察、提案が含まれた、実証実験報告書的なまとまりになっている今までに無い本だ。この本と、NHKで放送された東北未来塾の4回放送、さらに今回の講演でも配布されたボランタリズム研究(Vol.2)の西條さんの論文を読むと、「構造構成主義」とその理論がいかに様々な事例に役立つ根本原理かが理解できる。

21世紀は今までに人類が経験した事の無い速度での世の中の移り変わりと、難問が数多く出現する時代だ。そんな時代を生きるには、ぶれないための軸となる考え方が必要になる。また難問を解決するのにも、考え方に一貫性のある継続的な試行錯誤が必要だ。そうでないと、本当っぽい嘘とか、嘘っぽい真実とか、一見正しそうな意見などに惑わされて、目的を見失ったりしがちになる。そんなとき「方法の原理:状況と目的が分かれば、方法は作ればいい」「価値の原理:きっかけ→関心(欲望・目的)→価値」「5%理論:5%は大目に見る」などは、きっとすぐにでも役立つ万能ツールとなると思う。何しろすでにある程度は実証済みなのだから。

もっと課題解決やマネージメントなどにも、この理論が普及して、柔軟な考え方が広がって欲しいと切に思う。杓子定規のぎすぎすした社会はどうも生き難いし、突発的な大災害には効果的な対応ができないことを心底感じたから。ちなみにこの本の印税はすべてふんばろうの活動資金になる。またふんばろうサポータークラブの登録が1,000名を超えたとの報告があった。まだまだ活動は続けられるのがありがたい。

人を助けるすんごい仕組み