LaTeXで手軽に高橋メソッドのPDFが作れないかなぁ
高橋メソッドについては、でかいプレゼン 高橋メソッドの本に詳しいのでそちらにゆずりますが、要は大きな文字だけで簡潔に表現するプレゼン資料にまとめることで、急場のプレゼン資料作成を省力化するメソッドだと思っています。そしてフォーマッターの便利なところは、この大量のページに文字のレイアウトを、ほぼ自動的にしてくれるところです。もちろん、文字数であふれると、次ページに行ってしまいますが、それでも1ページずつレイアウトを微調整する煩わしさを回避してくれます。先日インストールしたLaTeXで、プレゼンテーション用の資料を手軽にできないかを検討していたところ、Beamerというツール(class)があることに気づきました。そこでこれを使って高橋メソッドの資料を作りたいと思いました。
以前は「高橋メソッドなプレゼンツールin XULリターンズ」でFirefoxでXULを使っていたのですが、なんか最近標準では動作しなくなっていたので、これに代わるものが欲しかったのです。少し調べてみたところ、テンプレートを準備している方がいたので、そのテンプレートを少し拡張して、記載するためのサンプルコード等も含めて加筆しました。Macでもそのまま使えた部分だけにしました。
入力を省力化するマクロが組んである部分は、使い易いのでそのまま利用させてもらっています。サンプルのコーディングを見てもらえれば、誰でも簡単に高橋メソッドな資料が作成できるはずです。もちろん普通のプレゼン資料を作る部分もそのまま使用できます。ただしLaTeXをインストールするのは、多少テクニカルな知識が必要です。
残念ながら文字の大きさは手動での微調整が必要です。ただTeXworksを使用すると、修正してすぐにPDFで確認ができるので、それほど手間にはならないでしょう。以下に作成した資料とサンプルファイルのリンクを掲載しておきます。注意として目次を正しく表示するには、2回同じPDF生成を繰り返す必要があります。これは一回目でインデックスを作成し、二回目でそれを取り込んでPDFを作成するためです。