下記はあくまで個人的な評価ですので、参考程度とお考えください。

  • フィルムサイズ:110フィルム
  • レンズ:単焦点レンズ25mm(35mm換算で約50mm相当)f/11
  • シャッタースピード:通常1/90秒、Flip Flash使用時1/40秒
  • 質量:105g(110フィルム含む)
  • 発売日:1979
  • アマゾンリンク:なし

【Kodak WINNER pocket camera】ポケットフィルムカメラ(オールドフィルムカメラ)

一時発売されなくなった110フィルムがLomographyから復活しているので、Kodak WINNER pocket cameraをヤフオクにて落札しました。110フィルムは、1972年にコダックによって導入されたカートリッジ式のフィルムフォーマットです。このフィルムは、特にポケットカメラや小型カメラで使用されることを目的として設計されました。画面サイズが小さいため、引き伸ばしを行うと粒子が粗くなる傾向がありますが、スナップショットや日常の記録には十分な画質を提供します。そのKodakの110フィルムカメラは試さないわけには行かないので、ほぼ最軽量と思われるフィルム含めて105gのKodak WINNER pocket cameraを選びました。このネーミング「勝者」は、一説にはイベントの勝利者用の景品となることを意識して付けられたとも言われています。

特徴

Kodak WINNER pocket cameraは電池不要でフォーカスは固定焦点のため、パンフォーカスではありません。このカメラは、約1.5メートル(5フィート)離れて撮影するようにマニュアルには記載されています。またフラッシュ利用時は約1.5メートル(5フィート)から約5メートル(16フィート)までの範囲が使用上の正しい距離と書かれています。そのため特に近い範囲は距離を意識して撮影する必要があります。

10個のフラッシュで使い切りタイプ

フラッシュはFlip Flashという10個のの使い捨てのフラッシュを使うことができます。Flip Flashは今は販売されていませんが、ヤフオクやeBayなどでまだ入手可能です。電源いらずで単体で発光する仕組みになっていて、5個ずつ上下を回転させて挿入するので、この名前が付いているようです。

挿入するとこのアンバランスさ。撮影ごとの順番に使用されていく仕様らしい。使われたフラッシュは裏の青ドットが赤になる仕組み
青ドットが赤ドットになると言ってもこんな感じ

一度試してみたところ、1ー3の3つが一度に使われてしまいました。これは1970年代の50年以上前の技術なので経年劣化のせいなのか、元々の製造方法の不具合のせいなの分かりません。単体で順番に5つのフラッシュが利用されていく仕組みを作るのは、普通に考えてもかなり難しそうなので、まあこんなもんでしょう。Flip Flashは使い終わったらソケット部分だけ切り取ると、シャッタースピードを1/40秒に変更するのに挿入して使えるそうです。1つに2つ付いているのでバックアップにもなって便利そうです。

作ってはみたもののうまく機能するかは分かりません。次回試してみます

110フィルムの現像はフォトカノン戸越銀座店で行いますした。フィルムは中古テスト用にヤフオクで落札したKODAK ULTRA 110の24枚撮りを使ったので、画質は参考になりません。フィルム代が¥660で現像代が¥640、フィルムデータ作成が¥770、フィルムの返送料が¥360で、110フィルムの郵送料はクリックポストで¥185です。合計では¥2,285でした。24枚撮りなので、1枚あたり¥95相当になります。インデックスのプリントとスタッフチョイスで何枚かサンプルプリントとインデックスプリントを送ってくれるのが、気が利いています。

有効期限が2010年10月なので、約14年前の110フィルムでISO400

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