ブラウザーと検索エンジンを選択して、情報収集ができるようになったところで、今度は収集した情報を分類して保管する必要が出てきます。いまどきはPC側に保管してしまうと、別の環境から参照できなくなるのでクラウド環境に保存する方法が必要になります。
クラウドストレージ環境はいくつもありますが、一般的に一番使われているのは多分Google Driveでしょう。Dropboxは「Linux で Dropbox を利用する:ソース、コマンド、リポジトリからのインストール」があります。OneDriveなら「OneDrive on Linux」を読めば良さそうです。今回はGoogle Driveに接続してみました。
あれ?あのインストールの設定画面どこへ行ったんだろう。
Google Driveへの接続は初期のOSインストール時にオンラインアカウントというインストール画面で、すでに接続している人もいると思います。ただその時に後回しにした人は、後からその画面がなかなか発見できないという場合もあります。ターミナルから下記の2番目のコマンドを入力して起動するなら、すでにインストール済みです。もし起動しないなら、下記の1番目のコマンドでインストールします。
sudo apt install gnome-control-center gnome-online-accounts
XDG_CURRENT_DESKTOP=GNOME gnome-control-center
もしパッケージが見つからない旨のメッセージが表示されるようでしたら、Synapticパッケージマネージャでgnome-control-centerを検索してパッケージをインストールしてください。gnome–online-accountsは一緒にインストールされます。
Gnomeコントロールセンターを起動したら「設定」から「オンラインアカウント」を選択してGoogleのアカウント設定を行います。こちらが完了すれば下記のようにGoogle Driveのドライブがアカウント名でマウントされます。
クラウドストレージはハードディスクの容量を圧迫しないので便利です。Windows, Mac, Linux, そしてスマホからもアクセスできるのは大きなメリットです。ドライブとしてマウントする必要が無いなら、ブラウザーからどのサービスもアクセスしてデータ共有することは可能です。