Leica C2で撮る如月の風景:ミドルエイジクライシス対策としてのカメラ
詳しくは「ミドルエイジクライシス対策としてのカメラの効果」に譲るとして、「歳取る」イコール「意欲が無くなる」ことなのだというのを聞いたことがある。伴さんのYouTube動画によれば、それは「脳のファンタジー野」が縮小していくことなのだというのが、妙に納得できる。年齢を重ねると、良くも悪くも物事の背景や仕組みが分かってくるので、どんな事象もある程度裏が読めてしまう。それによって、たとえば演劇の書き割りを裏側から覗いたような興醒め感が否めない。だから昔のようなワクワク感が減るし、熱意が持続し難くなりがちになるのだろう。
カメラを買ってから「朝フォト」の習慣がついて朝散歩が日課になったのは、多少なりとも健康には効果があっただろう。また旅行に出る機会が増えたり、写真展などで外出するきっかけが出来たこともカメラの良い効果だと思う。日々の小さな変化に気づくようになったり、何かを美しいと思う感性が多少なりとも蘇った感じがする。縮小してきたファンタジー野をもう一度育てる必要があると思う。
僕は意欲は好奇心から生まれるものだと思っている。好奇心が萎んでいくと、ワクワク感も萎えてしまい、最終的には意欲も無くなってきてしまう。好奇心を持ち続けるには、どうすれば良いのだろう。ChatGPTに聞くと「新しい体験を取り入れる」「質問をする習慣を持つ」「柔軟な心を持つ」「好奇心の火種を探す」「学びを楽しむ」「環境を整える」「リラックスと遊び心」「定期的に振り返る」だそうだ。ただその前に興味が湧かないと何も始まらないような気がする。
ChatGPTがまとめてくれている「質問する習慣を持つ」というのは良いかもしれない。サイモン・シネック著の「WHYから始めよ!」という本がある。この本のサブタイトルは「インスパイア型リーダーはここが違う」というもので、アップルのスティーブ・ジョブスの話が良く出てくる。僕はかなり昔にTEDでの「サイモン シネック: 優れたリーダーはどうやって行動を促すか」という動画を見てから興味を持ってこの本を購入した。この本は人の行動の起点はWHYでその理由は脳の仕組み通りなのだということを教えてくれている。だから自分で自分に行動を起こさせる時にもWHYが有効に機能するのではないかと思う。
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