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「君は、世界がうらやむ武器を持っている」を衝動買い

グローバル化、グローバル化って洗脳されてないか?

グローバル化しないと生き残れないとかいう価値観や危機意識、本当か?と思う。全員か?とか思います。いやいや、そんなこと絶対無いし、どう考えても無理でしょうと。一部の特定の業種ではないのか?それは全体の何パーセントなんですかと。この本はどちからというとサブタイトルの「海外に出ることだけがグローバル化じゃない」に惹かれて購入しました。またカバーがちょっと高橋メソッド風なのも気になった理由のひとつです。

日本で需要が先細るから、海外に出る。最初からグローバルに売ることを前提に製品を作る。これらの考えは一見極めて全うな感じがします。でも本にも書かれているように、日本の輸出は対GDP比で10.4%でG7では米国に次ぐ内需型経済大国なのです。だったらここに書かれている「スーパードメスティック」の方が、少なくとも自分にとっては幸せな気がします。レッドオーシャンで競争するのが好きな人は、好きに飛び込めばいいと思いますが、気が向かない人まで巻き込もうとするのは止めて欲しいなと思います。それが唯一の道であるかのような煽りは・・・。そう思うなら自分たちだけで行ってくれと感じます。

内需拡大が期待できないって本当か?1億2千万人の人が生きていて生活しているのに、需要が無くなるなんてことが普通に考えてあるはずが無い。俯瞰して見れば多少の増減はあるにしても。単に多様化した嗜好を捉えきれて無いだけではないのでしょうか。それを言い訳しているだけでは?永遠に拡大しようとするから行き詰まるのでは?そんな風に感じます。

本では「これまで「現役世代の男性」ばかりが中心にいた日本においては、女性、そして高齢者の方々こそが「可能性」なのだ。」と書かれています。確かにそうですが、日本の転職は大多数が45歳までという制限が付いています。45歳から高齢者との間にも、まだまだ可能性はたくさんあると思います。需要や消費を喚起したいのなら、そこをもっと掘り下げて活性化させるべきではないでしょうか。なにはともあれ、今までとは違った視点からグローバル化を見ることができる本で、示唆にも富んでいてオススメです。