評価はあくまで個人的な体験からのものです。何かのデータが元になっているものではありませんので、参考程度とご理解ください。
スナップシューターとして有名なのはRICOHのGRシリーズですが、中古でもかなりの金額になっています。そこで今回は今まで¥20,000以下でアマゾンやメルカリなどで私が購入したオールドコンデジの中からベスト3を選んでいます。
スナップシューターとしてオールドコンデジを選択する場合、下記の項目を重視しています。
- 壊れにくさ
- 軽量コンパクト(胸ポケットに収まるサイズ)
- スタイリッシュ
壊れにくさを重視するのは、軽くて小さいのでより落とす可能性が高いからです。また故障しても直せないためです。軽量コンパクトはやはり持ち歩いて手軽に撮影できることがスナップシュートし易さだと感じるからです。特に脇ポケットより胸ポケットに入る方が、サッと取り出し易いためです。スタイリッシュさは感覚的なものなので、好みの問題ですが、取り出したときにカッコいい方が自身の気分が上がることが重要な要素のひとつだと思っています。コンデジはフィルムコンパクトカメラに比べ、フィルムスペースなど制限が少ないので、形のバリエーションも豊富です。その分スタイリッシュな機種も多くなっているのが魅力です。
2024年オールドコンデジ ベスト3(スナップシューター編)
第1位:SONY Cyber-shot DSC-TX30
選択理由
- バランスの取れた機能とデザイン(静止画も動画も多彩な撮影が可能)
- 光学5倍Carl Zeiss Vario-Tessar 広角26mm~140mmでマクロ1cm〜♾️
- 10m防水・防塵・1.5m耐衝撃・耐低温-10℃に対応
- 140gの小型軽量ボディに全面液晶画面を搭載
SONY Cyber-shot DSC-TX30は特に欠点の見当たらない、コンデジとしてはとてもバランスの取れた機種です。まずスナップシューターとして、140gというとても軽量でスリムな機種で胸ポケットに入れて持ち歩くには最適な形状です。動画録画のボタンが独立していることも、全面液晶画面の機種では操作性を著しく向上します。液晶内のボタンにしか動画録画ボタンが無い機種は、押しにくさでストレスになることがあります。全面カバーをスライドで電源オンする機能も、寒い時期に手袋で操作する場合にはありがたい設計です。ピクチャーエフェクト機能のトイカメラ、ポップカラー、パートカラー、ソフトハイキーなどは動画撮影時にも使えることも、他機種ではなかなか無い機能です。
第2位:Sony Cyber-shot DSC-TX300V
選択理由
- 光学5倍Carl Zeiss Vario-Tessarレンズ26~130mm(35mm換算値)F3.5~4.8 マクロ撮影可
- 防水・防塵・耐低温性能、有機ELタッチパネルモニターなど先進機能を搭載
- FHDの60p動画記録を実現。光学式手ブレ補正アクティブモードにより、歩きながらでも安定した動画撮影が可能
- Wi-Fi機能搭載により、様々な機器との連携を実現
- GPS・コンパス機能を搭載し、撮影場所の位置情報と方位を記録できる
Sony Cyber-shot DSC-TX300Vは耐衝撃DSC-TX30に比べ耐衝撃が無い分、2位となりました。しかしそれ以外はほぼ同等のスペックで動画に関しては60pが可能と優れている部分もあります。連写は最高約10コマ/秒の速さで連写可能で、デジタル一眼カメラ“α(アルファ)”にも搭載されている、画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」搭載しています。
第3位:FUJIFILM FinePix Z2000EXR
第3位は選びきれず3機種あります。そのうちの1機種です。
選択理由
- 光学5倍フジノンレンズ28~140mm(35mm換算値)F3.9~4.9 マクロ9cm〜
- FHD 60コマ/秒のなめらかな動画撮影とステレオマイク搭載で、高音質な動画を撮影可能、最大320fpsのハイスピード動画も可能
- 写真フィルムの設計ノウハウが息づく独自の「フィルムシミュレーションモード」を搭載
- 撮影画像や動画をスマートフォンやタブレット端末にFUJIFILM Camera RemoteアプリでWifi無線LAN通信で簡単に送信
FUJIFILM FinePix Z2000EXRはコンデジでは数少ないFHDで60fpsの動画が撮影できる機種です。またFUJIFILMだけの特徴の「フィルムシミュレーションモード」を搭載しているのも魅力です。ただハイエンド機種のように多くは無く、PROVIA、Velvia、モノクロ、セピアと4種類の選択のみとなっています。EXRモードでダイナミックレンジ優先を選択すると、最大1600%までダイナミックレンジを広くすることができるのも特徴です。ただこの選択を広くすればするほどノイズは増えます。
第3位:OLYMPUS STYLUS TG-630 Tough
第3位の2機種目です。
選択理由
- 防水5m、耐落下衝撃1.5m、耐低温-10℃のタフ性能
- 光学5倍オリンパスレンズ28~140mm(35mm換算値)F3.9~5.9 スーパーマクロ:0.03m~0.6m
- FHD(30fps)VGA(HS 120fps)QVGA(HS 240fps)
- マジックフィルターは「ポップ」、「ピンホール」、「フィッシュアイ」、「ウェディング」、「ロック」、「水彩」、「ミラー」、「ミニチュア」、「ドラマチック」は動画でも使用可能
OLYMPUS STYLUS TG-630 Toughはスーパーマクロモードを選択すると3cmまで接写できるのは他の機種にはなかなか無い特徴です。また動画でも最大240fpsのQVGA解像度の動画が撮影できます。手ぶれ補正機能「DUAL IS」は、センサーシフト式手ぶれ補正にデジタル一眼のアルゴリズムを採用し、被写体ぶれをダブルで抑えます。静止画と動画で個別にオンオフが可能です。連写はFHD画質で最大約60コマ/秒、マルチ連写(100コマ連続撮影)も可能です。
第3位:Sony Cyber-shot DSC-TX66
第3位の3機種目です。
選択理由
- 光学5倍Carl Zeiss Vario-Tessarレンズ26~130mm(35mm換算値)F3.5~4.8 マクロ撮影可
- 109gで軽量コンパクト
- FHD(60i)
- わずか約12.2mmのスリムボディと全面背面液晶搭載
- 風音低減機能を選べば、動画撮影中にどうしても入り込んでしまう風の音を抑えられる
Sony Cyber-shot DSC-TX66はとてもスタイリッシュな機種で、109gとコンパクトで軽量です。デジタル一眼カメラに迫る高速オートフォーカスを実現しています。また日中であれば最速約0.13秒、暗いシーンでも最速約0.25秒でピントが合います。動画撮影時のブレを抑える「光学式手ブレ補正(アクティブモード)」を搭載しています。1位、2位との差は雨天での撮影時に防水で無いことです。