やる気にさせるのがうまいなぁ
一代で世界60拠点で展開するビジネスを育てたオーストラリアのグローバル企業のオーナーCEOと、早朝から1時間のお話をする機会がありました。多分結構なお年だと思うのですが、そんなことは微塵も感じさせない、見るからに若々しくエネルギッシュな方で、初対面の私にも熱く自分のビジネスを語っていただきました。冒頭の思いはそのときに思った率直な感想です。たった1時間の間で、初対面で言語の違う人間を、これほどやる気にさせてしまうのは、やはりカリスマ的な資質としか思えません。人とのコミュニケーションを仕事にしてきましたが、こんな人には会ったことがありません。とても率直で素直な印象も受けました。
まずどの部分が自分の琴線に触れたのかを振り返ってみることにします。冒頭からはぶっ続けでいかに自分はそのビジネスに情熱を持って行ってきたか、そして今も行っているかを物凄いスピードで話してくれました。そしてその間実際に自分が作った仕組みをデモしながら、実感を人に与えることも忘れていません。しかもとても自然に行っていたので、日頃同じように人に説明しているのだろうと思います。
またビジネス上で自分が間違っていたことも素直に認め、どんな協力をして欲しいか、その目標は何かも明確に設定して話してくれました。そしてもし成功したらこうなるというビジョンも示してくれました。「目標達成できたらオーストラリアへ来てくれ」とありがたい言葉も頂戴しました。多分やはり一番大切なのは「熱意と真剣さ」なのだろうと思います。言葉は違っても、人が発する熱意や真剣さは伝わります。その大切さを学ばせてもらいました。
「さあではキミの持ち時間はあと10分だ。質問はあるかね?」最後に10分時間をいただいたので、このプロジェクトの達成を評価する数値項目とサイトのトーン&マナーを聞きました。10分と区切られると、本質的な質問しかできません。時間にはものすごく正確にミーティングを行うことも印象に残りました。そんなこんなで、この日は朝からフルスピードで頭の回転をさせたためモチベーションアップには有効でしたが、午後はまるで屍のような状態だったのを覚えています。多分もう二度とお会いできる機会は無いと思いますが一期一会に感謝します。