一応これでレンズ沼から抜ける予定の日本ではなかなか入手しにくい8mm用のDマウントレンズを、eBayで米国からPayPalを使って購入しました。Kern-Paillard Switzerland SWITAR 1:1.5 f=12.5mm ARは、スイスの老舗レンズメーカーが製造した中でも、特にSWITARは人気があるレンズです。 PENTAX Q10K&F Concept レンズマウントアダプター KF-DQで付けて撮影してみました。PENTAX Q10は1/2.3サイズのセンサーのためケラレることもありません。12.5mmはPENTAX Q10でフルサイズ換算にすると5.66倍なので約71mm (35mm換算)になります。

Kern-Paillard Switzerland SWITAR 1:1.5 f=12.5mm AR

レンズキャップ付いていたのはラッキーでとてもカッコいい

LEDでレンズを見るとカビもキズも少ないので状態はかなり良い個体でした。やはり海外でも入手先が個人よりも会社の方が、一般的に品質は高いと思います。撮影画像はかなりシャープな雰囲気です。SWITARの特徴は主に2つあり、ひとつは非常に高いシャープネスを誇ります。特に中心部の解像度が高く、細部までクリアに描写します。もうひとつは美しいボケ味が特徴で、特に開放絞りでの撮影時に柔らかく滑らかなボケを楽しむことができます。

明るいF1.5の開放で撮影しても、かなりシャープです。これもオールドレンズの個性なので、曇りも無くいい雰囲気ですので良かったです。

F1.5開放でもここまでシャープ

いくつか個性的なレンズを標準画角(Q10では中望遠気味)で得られたのはとても良かったです。普通の35mm用などでこれらのレンズを集めたとしたら、恐ろしい金額になったことでしょう。これらのレンズは中古でCマウントレンズでも結構高め(M4/3でも使えるため)なので、やはり使ってみるならDマウントレンズで集めるのがお財布にも優しいと思います。

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