まだレンズ沼にはまっていて、中古しか存在しない8mm用のDマウントレンズを、ヤフオクにて落札しました。Schneider-Kreuznach Xenoplan 1:1.9/13は、1954年(昭和29年)から1960年(昭和35年)にシュナイダー・クロイツナッハ社が製造した8mmカメラ用として使用されていたレンズです。 PENTAX Q10K&F Concept レンズマウントアダプター KF-DQで付けて撮影してみました。PENTAX Q10は1/2.3サイズのセンサーのためケラレることもありません。13mmはPENTAX Q10でフルサイズ換算にすると5.5倍なので71.5mm (35mm換算)になります。元の8mmフィルムカメラでは6.9倍ぐらいなので、90mm(35mm換算)相当だと思います。

Schneider-Kreuznach Xenoplan 1:1.9/13

最初からレンズフードも付属していてとても綺麗な個体でした。このレンズも現在では入手がかなり難しいと思うので、特に動画撮影などを考えるとラッキーでした。

F1.9の開放で撮影すると、それなりにボケますし、F5.6ぐらいに絞ると割としっかり写るので使えそうなレンズで良かったです。

F1.9開放だとそれなりにボケる
F5.6まで絞るとこのぐらいのフォーカスにはなる

全体的に青みがかっているようですが、これもこのレンズの味なのでしょう。調べてみると「シュナイダーブルー」と呼ばれる、やや青みがかった色調が特徴的とのことです。どれも同じ感じのレンズばかり集めても面白く無いので雰囲気もあってアリです。本来はモノクロ中心に撮るレンズなのかもしれません。動画の場合もケラレもなく撮影できます。フォーカスはかなり甘いですが、それがオールドレンスの魅力でしょう。

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