「不意に思い立って最新のWindows 10とmacOS XでQuadra 700の資産を活用したくなった」

私が初めて購入したパソコンは知人から譲ってもらったApple IIです。当時は純正のフロッピーのドライブ2台が自慢でしたが、その次に購入したアップル製品はMac Quadra 700です。当時としてはとてもスタイリッシュなデザインで、確かフロッグデザインでデザインされたものだったと思います。その頃から結構ソフトウェアには投資をしていたので、今では手に入らないものも多いため、久しぶりに使いたくなりました。そこで68KのエミュレータであるBasilisk IIを使って、以前にも動作させていた環境を復活させてみることにしました。

最初から環境を作成するのは下記の記事が詳しいので、そちらを確認してみてください。

結果を先にご紹介すると、どちらでも問題なく動作します。まだネットワークやCD-ROMや音などの確認は行なっていません。それはこれから調整したいと思います。大事なのは、一度作ったブート用のHDDディスクイメージはMacとWindowsで共通に使えることが確認できたことです。作り直しは大変なのでこれはありがたかったです。当然といえば当然なのかもしれませんが。動作させると、当時のスピードの何倍も速いので夢のようです。特にCG系のソフトウェアは16ビットマシンは非力過ぎたので速くて良いのです。それでもまだ速度が足りないと思うこともしばしばではあります。20年近く眠っていたソフトウェア資産の有効活用してみると、意外な発見もできるかもしれません。Netscape 3.0を動かしてみるのもなかなかオツかも。

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