「デモサイトのこの部分が使いたい!」
WordPressのAvadaテーマが5.0になってFusion Builderがプラグインとして分離されました。そこでサイトを作る際に一番便利になったのは、Avadaサイトにあるデモサイトのページを、どれでもLibraryから読み込めるようになったことです。今までは一旦デモサイトをすべてWordPressに読み込まなければ、ページの中身を見ることはできませんでした。これはデモサイトが複数に渡る場合かなり手間で、WordPressの設定をMultisite対応にして、いくつもデモサイトを読み込んで確認するなどの方法が必要でした。しかし5.0からは、Libraryのタブからデモサイトの名前をプルダウンで選択すれば、特定のページだけ読み込むことができるのでかなり便利です。
いくらいろいろなElementsが用意されていても、実際に使われているサイトを見なければ、使い方はピンときません。すべてを記憶するにはあまりにも機能やオプションが多すぎます。そこでデモサイトでサンプルを見ながら「この部分を使おう」と見つけたら、そのページを読み込んでContainerの単位に不要な部分を削除します。そしてLibraryのContainersに登録します。今回からTemplates、Containers、Columns、Elementsと4つのレベルで登録できるようになりました。4.0まではページの単位でしか登録できなかったのでかなり不便でした。読み込むとページの内容はすべて置き換わってしまうためです。今回からはElement単位で使い回しが自在にできるようになったので、これだけでかなり効率的になりました。
ただ少しだけ不便なのはContact Form 7などのプラグインでのフォームまでは読み込んでくれないことです。当然といえば当然かもしれませんが、今のところAvadaの主要部分のみなのでそこは注意が必要です。そこまで必要な場合には、AvadaのInstall Demosメニューから、デモサイト自体を読み込んで確認する必要があります。デモサイトをInstallするボタンをクリックすると、Install環境を確認するポップアップが表示されますので、事前に「AVADA TECHNOLOGY DEMO REQUIREMRNTS:」の内容が、System Statusメニューでシステム環境が十分に揃っているかを確認する必要があります。メモリー環境などが足りていないと、正しくすべてが読み込まれないので、こちらも注意が必要です。
プラグインとして分離されたことで、メニューのSettingからExport/Importによって、作成したライブラリーを複数サイトでも活用できるようになりました。これにより自作したライブラリーを蓄積できるようになりました。ゆくゆくはElementsレベルでの拡張プラグインなども期待できると思います。他の追加機能の詳細は以下で確認できます。
Avada 5.0 BUILDING THE FUTURE
Avada Changelog