評価はあくまで個人的な体験からのものです。何かのデータが元になっているものではありませんので、参考程度とご理解ください。

スナップシューターとして有名なのはRICOHのGRシリーズですが、中古でもかなりの金額になっています。そこで今回は今まで¥20,000以下でアマゾンやメルカリなどで私が購入したオールドコンデジの中からベスト3を選んでいます。

スナップシューターとしてオールドコンデジを選択する場合、下記の項目を重視しています。

  • ズーム機能
  • 軽量コンパクト(胸ポケットに収まるサイズ)
  • スタイリッシュ

ズーム機能を重視するのは、単焦点ではなかなか寄っても取り難い月や富士山などもスナップシュートするためです。軽量コンパクトはやはり持ち歩いて手軽に撮影できることがスナップシュートし易さだと感じるからです。特に脇ポケットより胸ポケットに入る方が、サッと取り出し易いためです。スタイリッシュさは感覚的なものなので、好みの問題ですが、取り出したときにカッコいい方が自身の気分が上がることが重要な要素のひとつだと思っています。コンデジはフィルムコンパクトカメラに比べ、フィルムスペースなど制限が少ないので、形のバリエーションも豊富です。その分スタイリッシュな機種も多くなっているのが魅力です。

2024年オールドコンデジ ベスト3(スナップシューター編)

第1位:Sony Cyber-shot DSC-WX170

選択理由

  • 光学10倍Zoom G Lens 25~250mm(35mm換算値)F3.3~5.9 マクロ10cm
  • 3.0型大型ワイドタッチパネル液晶を採用し、撮りたい被写体にタッチするだけでピントが合う「タッチAF」搭載
  • 手ブレしやすかった高倍率ズーム時にも手ブレを抑えた撮影が可能
  • 高速化したオートフォーカス性能により、明るい場所では最速約0.13秒、暗所では最速約0.20秒で被写体にピントを合わせることが可能

Sony Cyber-shot DSC-WX170はスナップシューターとして、119gというとても軽量でスリムな機種で胸ポケットに入れて持ち歩くには最適な形状です。動画録画のボタンが独立していないので、全面液晶画面からアイコンを選択して開始する方式なのは少し不便です。液晶内のボタンにしか動画録画ボタンが無い機種は、押しにくさでストレスになることがあります。ピクチャーエフェクト機能のトイカメラ、ポップカラー、パートカラー、ソフトハイキーなどは動画撮影時にも使えることも、他機種(ソニー以外)ではなかなか無い機能です。動画はFHDですが60iで撮影できます。

第2位:Panasonic Lumix DMC-FX700

選択理由

  • 光学5倍Zoom Lens 24~120mm(35mm換算値)F2.2~5.9 マクロ3cm
  • 明るいF2.2(W端)光学5倍ズームLEICA DC VARIO-SUMMICRONレンズ搭載
  • FHDの60i動画撮影中にもワンタッチでズーム操作ができる機能を搭載
  • 被写体の動きに合わせて自動で最適な連写スピードで撮影できる「おまかせ連写」機能搭載。電子シャッターでは最高60コマ/秒の連写が可能

Panasonic Lumix DMC-FX700は光学ズーム性能が5倍なため2位となりました。しかしレンズはF2.2と明るく24mmと広角から始まるLEICA DC VARIO-SUMMICRONのレンズを搭載しているのは魅力的です。動画ボタンが独立しているのも、操作性が向上するため優れた設計だと思います。シーンモードでも動画撮影ができるものもあり、たとえば「ピンホール」などは動画撮影でも使用可能です。広角端から望遠端まで解像度劣化のない最大10.5倍(300万画素以下時)のズーム倍率を実現しているので、1位、2位は僅差です。

第3位:Sony Cyber-shot DSC-WX70

選択理由

  • 光学5倍Carl Zeiss Vario-Tessar 25~125mm(35mm換算値:静止画4:3時)F2.6~6.3
  • FHD(60i,30fps)24Mbps(VBR)でズームをしながら動画撮影が可能(デジタルズームで最大10倍まで:ステレオ録音)
  • USB給電可能
  • デジタル一眼カメラに迫る高速オートフォーカス(最速約0.19秒)

Sony Cyber-shot DSC-WX70は1位のDSC-WX170とそれほど変わりませんが、SonyのGレンズではなく、Carl Zeiss Vario-Tessarレンズを搭載しています。ズームをしながら動画撮影が可能で暗いシーンがキレイに撮れる高感度 最高ISO12800対応していてUSB給電もできるので、長時間の動画撮影などでも十分に対応できるスペックになっています。またデジタル一眼カメラに迫る高速オートフォーカス(最速約0.19秒)も魅力です。

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