ヤフオクでイギリス製の8mmのBELL & HOWELL Model 605を競り落としました。そこに付属していたレンズ2つが、Nikon Cine-NIKKOR C 1:1.9 f=38mmとイギリスのTAYLOR & HOBSON社のTAYTAL 0.5 INCH f/1.7です。どちらもPENTAX Q10K&F Concept レンズマウントアダプター KF-DQで付けて撮影してみました。PENTAX Q10は1/2.3サイズのセンサーのためケラレることもありません。Cine-NIKKORは38mmはフルサイズ換算にすると5.66倍なので約215mm (35mm換算)で望遠になります。TAYTALは0.5インチ(約12.7mm)はフルサイズ換算にすると5.66倍なので約72mm (35mm換算)になります。ちなみにフルサイズレンズで200mmでF1.9の明るさは存在しません。そのような観点からも貴重なレンズだと思います。

PENTAX Q10にNikon Cine-NIKKOR C 1:1.9 f=38mm

BELL & HOWELL社の8mmは各社のレンズと組み合わされていた時期があり、Angenieuxなどのレンズが搭載されている時期もあります。ヤフオクで8mmを購入する場合はレンズの仕様までは記載されていないので、安価に購入できると「福袋」のような楽しみがあります。

今回のCine-NIKKORは日本製ということもあり、かなりの解像度でシャープな画像が得られます。

Cine-NIKKORはF1.9の開放で文字まではっきり
209mm (35mm換算)でF1.9で撮影
TAYTALはフォーカスに固着があるのでF16で現状はこの程度

フォーカスリングが回らない固着があるのは、このように60年近く前のオールドレンズなら避けて通れないリスクだと思います。この後2つの方法で固着を解決するためトライしてみたいので、解決したかどうかはまたレポートしたいと思います。

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