いやいや、Object-Cって分かりにく過ぎでしょう。

iPhoneのネイティブアプリを開発しようと思うと、だいたい慣れたプログラマーでない限りObject-Cで挫折します。記述方法などが面倒臭過ぎるし、どう考えてもパッと見で分かり難いです。リアルタイムのゲームを作るなら必須なのかもしれないですが、ちょっとしたアプリならハイブリットアプリとして作成した方がメンテナンスもし易いと思います。そんなことでPhoneGapを試すことにしました。

PhoneGapで学ぶマルチスクリーン対応ハイブリッドアプリ開発」この5回完結の連載は、手っ取り早くiPhoneのアプリの作成を試すのにとても良い教材だと思います。Monacaという開発環境が準備されているので、作成してすぐに共通Appsを使ってiPhoneで試せるのもありがたいです。通常ならiOS Developer Programに年間参加費¥8,400を払って実機で動作確認をする必要があるからです。

上記の連載なら、多分一日で全部試してみる事ができます。さらにいくつかサンプルアプリが用意されているので、より実際のアプリ作成に近いところまで試せます。デバイス側の機能をコントロールするための、JavaScriptのスマートフォン用ライブラリーはjQuery Mobileが使えるようになっているので、これもありがたいです。記述方法などがわりと分かり易いからです。これとAdobe PhoneGap Buildを使うと各種スマートフォン向けの実行ファイルを自動生成できます。ここまで揃っていれば、スマートフォン用のアプリ開発はかなりハードルが低くなります。

HTML5/JavaScriptとPhoneGapで作るiPhoneアプリ開発入門Android/iPhone/Windows Phone対応 jQuery Mobileスマートフォンアプリ開発という本が良さそうだったので購入しました。ただPhoneGapも今はバージョンが2.4.0なので、また色々と記載通りにならないことがありそうなのが煩わしいです。やはり電子出版でアプリのバージョンを追いかけるような書籍が今後は必要な気がします。動画で学べるjQuery Mobile入門も参考になります。

HTML5/JavaScriptとPhoneGapで作るiPhoneアプリ開発入門
Android/iPhone/Windows Phone対応 jQuery Mobileスマートフォンアプリ開発

Kindle本のご案内

連載していた【軽量Linux活用ガイド2021】を中心に加筆、再構成して一冊のKindle本にまとめました。インストールやセットアップなどの手順、各種アプリケーションのインストールと日本語化、軽量Linuxベスト3、SSDの換装などを一度に読みたい方はご利用ください。Kindle Unlimitedなら無料です。書き込みをする場合はA4サイズで読みやすいペーパーバック版(オンデマンド印刷)もあります。