本日は第一回企業ウェブグランプリの授賞式へ行ってきました。事前に一切グランプリなどが明かされておらず、その場での発表という形式なので、まさか自分が制作のam/pmとして担当したサイトがグランプリに選ばれるとは、思ってもみませんでした。壇上でインタビューを受けることになってしまい、しどろもどろで何を言ったのか覚えていません。もう少し前に教えてもらえたら、少しは気の利いた話もできただろうにと後悔することしきりです。ここで私なりにその受賞理由などを考えたことをまとめてみたいと思います。
しどろもどろになりながら言いたかったのは、クライアントとのイコールパートナーとしての関係性についてです。この関係で仕事ができないと、Web屋はいい仕事ができないと痛感します。幸い今回の万有製薬様とは、そのような関係で仕事ができたことが成功要因の一番大きなものだと思います。
多くの日本の企業では、まだまだウェブ構築会社に対して外注先やベンダー扱いが多く、パートナーとして扱ってくれません。ひどい場合は「安くたたいて見積もらせ、見積もりを出したら仕事をどんどん水増しする」などという場合もまだまだあるのです。このような扱いでは、その企業にとって良かれと思って提案することも報われることは少なく、どんなに高かったモチベーションもだんだんに萎えてしまうのは仕方が無いように思います。もし自社のサイトを良くしたいのであれば、対等なパートナー関係を結んで、ひとつの方向に向かってベクトルの合わせられるWeb屋を探すべきだと思います。またそういうクライアントとの仕事をできるだけWeb屋は選べると幸せです。
企業ウェブ・グランプリの結果(万有製薬「患者さんとご家族へ」)は「コンテンツが重要」ということを再認識させてくれました。どんなにファンシーに飾っても、それは一瞬の見栄えです。大切なのは人が共感する内容やその背後にある志ではないかと感じました。今回の万有製薬様の事例はWeb Site Expert #10に掲載いただいた内容が一番分かり易くまとまっているので、ここで紹介しておきます。