ページ表示が遅いような気がする

Webサイト高速化対策の現状を読んでGTmetrixを使ってこのページの速度を調査してみました。ここの記事にも書かれているように、日本のサイトはまだまだこのページの表示速度について、注意しているサイトが少ないように思います。しかしGoogleがついに順位決定に表示速度を使い始めた(公式発表)にも書かれているように、すでに2010年の4月には、Googleもこの表示速度が表示順位に影響を与えるようになることを公式発表しているので、Dというような評価で放置しているのは、問題があると思います。ページをチェックした後は、各々の評価の低い項目をクリックすると、その理由が表示されるので、順番に確認していけばいいです(ただし英語)。修正もそれほど難しく無い内容が多いです。

PageSpeed InsightsはGoogleの公式ツールで、同様なパフォーマンス改善のための提案を日本語で見る事ができます。左側には順番に修正点が日本語で一覧表示されるので、各々クリックしながら修正点を確認して、可能なら修正していけば、より表示を高速化できるはずです。

WordPressのページは動的に表示されるので、静的なHTMLよりは、どうしても表示が遅くなる傾向は否めません。もちろんWordPressで静的なHTMLを出力する方法というように、静的出力もできないわけではないですが、動的ページのメリットもあるので、できればそのまま高速化したいところです。WordPress専用に最適化されたサーバーへ移行するというのもひとつの方法でしょう。またはAWSを使うという選択肢もあると思います。

ある意味ページ表示の高速化は、SEO対策としては一番地道です。しかしこういう地道な作業にもしっかりと対応してくれるようなベンダーだと、サイト運用は安心して任せられるのではないでしょうか。なぜならこのような地道な改善の積み重ねは、簡単には他社には真似できないですから。

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